VLAN 
 VLANの仕組み 
 スイッチのポート 
 アクセスリンク 
 トランクリンク 
 ルーティング 
 ネットワーク変更 


 VLAN(Virtual LAN)
 ・物理的な配線を一切変更せずに、論理的にネットワークを自由に構成できる
 ・物理的に同一のスイッチに接続されているホストを、論理的に(仮想的に)
  異なるLANに分割し、無駄なブロードキャストフレームを減らす
 ・VLANのLANは、ブロードキャストドメイン
 ・ブロードキャストフレーム(送信先MACアドレスがすべてビット1)を出すプロトコル
TCP/IP
ARPリクエスト
DHCP
RIP(30秒に1回ルータ同士が情報を交換)など
NETBEUI(Windows)、IPX(Novell)、AppleTalk(Mac)

 VLANの仕組み
 ・ブロードキャストをフラッディングする範囲を制限することにより、
  ブロードキャストドメインを分割する
 ・物理的に1つのスイッチを論理的な複数のスイッチに分ける
 ・VLANはVLAN番号によって識別

 スイッチのポート
 ・分類
アクセスリンク
「ただ1つのVLANに所属し、そのVLANのフレームを転送する」ポート
クライアント接続が多い
トランクリンク
複数のレイヤ2スイッチをまたがってVLANを構成する場合(複数階など)
スイッチ間を1本のケーブルで接続する場合
トランクリンクは、「複数のVLANのトラフィックを転送できる」ポート

 アクセスリンク
 ・VLANの設定手順
VLANの作成
アクセスリンクの設定(ポートが所属するVLANの決定)
スタティック(ポートベース)VLAN(予め固定的に決める)
ダイナミックVLAN(スイッチに接続されるホストによって動的に変更)
 ・ダイナミックVLAN
MACベースVLAN
MACアドレスでそのポートが所属するVLANを決定
レイヤ2レベルでの設定
サブネットベースVLAN
接続されるホストのIPアドレスでそのポートが所属するVLANを決定
レイヤ3レベルでのアクセスリンク設定
ユーザベースVLAN
接続されるホストのユーザでそのポートが所属するVLANを決定
レイヤ4以上レベルでのアクセスリンク設定

 トランクリンク
 ・スイッチ同士の接続
スイッチ1とスイッチ2は、クロスケーブルで接続
 ・スイッチ1からトランクリンクを通りスイッチ2へ行くフレームには識別番号が付加
  スイッチ2に着いたら識別番号を取り除き、指定のVLANポートへのみ転送
 ・トランクリンクを通過するときのVLAN識別情報付加の規格
IEEE802.1Q(タギングVLAN、TPID(2B)とTCI(2B)を追加)
ISL(シスコ独自規格、カプセル化VLAN)

 VLAN間ルーティング
 ・VLAN間の通信はルータによってルーティングさせる
通常のルータによるルーティング
レイヤ3スイッチを用いる
 ・ルータとスイッチの接続
ルータとスイッチを個々のVLAN毎に別々のケーブルで接続
拡張性に乏しい
ルータとスイッチを1本のケーブルで接続
ルータ(トランクリンクサポート)と接続するポートをトランクリンクに設定
 ・1本のケーブルで接続されたルータのサブインタフェースの設定
論理的に分割したもの
 ・データの流れ