ブリッジング 
 スイッチ 
 スイッチ特有 
 処理性能 
 L3スイッチ 
 L4スイッチ 
 L7スイッチ 
 コリジョン 
 レガシールータ 


 レイヤ2スイッチ
 ・L2スイッチはデータリンク層での中継機能を担う
 ・動作はブリッジとよく似ている
 ・ASICという専用のハードウェアチップでブリッジ機能を実現
フレームの解析と転送をハードウェアで行う
 ・複数の伝送路を同時に利用できる
スイッチはポート1つ1つがブリッジとして機能する(マルチポートブリッジ)
接続されるホストでブロードキャストドメインを形成しつつ、
コリジョンドメインを通過する2台のホスト間に限定する
 ・マイクロセグメンテーション
コリジョンドメインの中にホストは1台
ブリッジのポート密度は、2~16
スイッチは、数百ポートのものもある
 ・ポート結線とケーブルの使い分け
ホストのMDIポートとスイッチのMDI-Xポートとはストレートケーブル接続

 スイッチ特有の機能
 ・フレームの転送方式
カット&スルー方式もできる
フレームを宛先アドレス(先頭6バイト)まで受信で、宛先ノードのポートへ転送
フラグメントフリー方式(修正カットスルー)もできる
Ethernetフレームの先頭64バイトを受信するまで転送を開始しない
ストア&フォワード
業界標準
 ・全二重通信
 ・フロー制御
受信フレームをいったんバッファへ格納しながら、転送速度を調整する
バックプレッシャーを利用する方法(半二重通信)
PAUSEフレームを利用する方法(全二重通信)
 ・オートネゴシエーション機能
スイッチとホストを接続した場合、FLPバーストパルスで確認し最適化する

 スイッチの処理性能
 ・スイッチング能力(pps)
フレーム数
 ・スイッチング容量(bps)
ポート間でフレームを転送するための内部的な帯域幅
スイッチが1秒間に処理するデータ量
スイッチ内部に流れるデータの最大ケース(24ポート、100BASE-TXの場合)
「12*2*100=2.4Gbps」を満たせばすべてのデータを同時に転送できる
 ・ワイヤースピード
理論上の最大の転送速度(100Mbpsのファストイーサネットであれば、100Mbps)
100Mbpsのワイヤースピードは、148810pps
1000Mbpsのワイヤースピードは、1488100pps
 ・ノンブロッキング
全てのポートに送られてきて(レアケース)も遅延しないこと
「ポート数*ワイヤースピード<=スイッチング能力」を満たせばノンブロッキング

 L3スイッチ
 ・VLAN対応スイッチにパケット転送機能(ルーティング)を付加した中継機器

 L4スイッチ
 ・ポート番号を解釈し、パケットの経路制御を行う
トランスペアレント(透過的)キャッシュ
ロードバランシング(負荷分散)

 L7スイッチ
 ・第7層のアプリケーションプロトコルのヘッダ情報に含まれる情報を参照して、
  負荷分散などを行える
 ・コネクション維持するため、Cookieや基本認証情報にコネクションIDを挿入し、
  以降のセッションを同一のサーバへ振分ける

 スイッチのコリジョン
 ・ブロードキャスト通信をしているとき
 ・リピータハブを使用している環境との互換性を維持するとき
 ・スイッチのバッファが溢れそうになったとき

 レガシールータとの棲み分け
 ・レガシールータの設計思想は、
  「主たる設置目的はブロードキャストを封じ込めるためのセグメント分割の道具」