データ型
  ・代表的なデータ型
整数型
ブール型
浮動小数点型
文字列型
リスト型
タプル型
辞書型
集合型

Pandasデータ型
Pandas(等価なdtype)Python
 bool  bool
 category カテゴリカルデータ -
 complex128 complex64、complex256、実・虚半々 -
 datetime64  -
 float64 float16、float32、float128 float
 int64 int8、int16、int32 int
 object  ≒ string
 timedelta64  
 uint64 int8、int16、int32、符号なし 

NumPyデータ型
NumPyPython
 bool  bool
 complex128 complex64、complex256、実・虚半々 -
 float64 ;float16、float32、float128 float
 int64 int8、int16、int32 int
 object  オブジェクト型
 uint64 int8、int16、int32、符号なし 
 unicode unicode string

整数型 (int)
  ・数値の前に追加記述で、10進数以外の数値を利用できる。
0bまたは0Bは2進数
0oまたは0Oは8進数
0xまたは0Xは16進数
  ・整数型の範囲は利用可能なメモリの制限を受けるが理論的には無制限

ブール型 (bool)
  ・ブール型のデータは、「True」と「False」の2つ
  ・TrueとFalseは1文字目が大文字で2文字目以降が小文字

浮動小数点型 (float)
  ・例
1.23
-1.23
1.234e4 (指数表記、\(1.234×{ 10 }^4=12340.0\) )
  ・誤差が許されず高い精度を必要とする場合、decimalモジュールを利用

文字列型 (string)
  ・文字列変数 [開始インデックス: 終了インデックス:ステップ]
  ・シーケンス型と呼ばれる型の1種
  ・代入文「=」で、文字列を変数に代入
文字列を単引用符で囲むか二重引用符で囲む。
単引用符で囲むときは単引用符自体を文字列の一部として扱えない。
二重引用符で囲むときは二重引用符自体を文字列の一部として扱えない。
長い複数行に渡る文字列の生成は三重クオートが便利
  ・文字列は、演算子「+」で、連結できる。
  ・代表的なエスケープシーケンス
    ¥¥  バックスラッシュ 
 ¥' 単引用符
 ¥" 二重引用符
 ¥b バックスペース
 ¥n 行送り(LF)
 ¥r 復帰(CR)
 ¥t 水平タブ
  ・文字列のインデックス
文字列の一部をインデックスを使って抽出できる。
最初の文字のインデックスは0
  ・文字列のスライス
文字列の一部分だけを抽出(スライス)できる。
スライスしたい開始インデックスと終了インデックスを指定
(開始インデックス以上から終了インデックス未満のデータがスライス)
インデックスに負の値を指定すると末尾からのインデックス値とみなす。
開始インデックスを省略した場合
先頭から終了インデックスを省略した場合は末尾までスライスされる。
  ・文字列型はイミュータブルで、スライス代入はできない。
  ・文字列のメソッド
  ・正規表現
複雑な文字列操作
文字列が郵便番号形式になっているかどうかの判定など
正規表現パターン

リスト型 (list)
  ・リスト変数 [開始インデックス: 終了インデックス: ステップ]
  ・配列に近い概念
  ・シーケンス型と呼ばれる型の1種
  ・リストの生成には、角括弧を使用
リストの要素はコンマで区切って列挙
各要素を使用するにはインデックス(添字、オフセット)を指定
  ・非明示的な行継続(丸括弧、角括弧、波括弧の内の記述)
バックスラッシュを使わず行を継続できる。
  ・append()を使ってリストの末尾にデータを追加できる。
  ・「+」もしくは extend() を使って二つのリストを一つに結合できる。
  ・len()を使いリスト内の要素数の取得ができる。
  ・リストの要素の範囲外のインデックスへアクセスするとエラー
IndexError: list assignment index out of range
  ・例
>>> d = [3, 4, 5, 6, 7]
>>> len(d) (要素数の確認)
>>> d[0] (先頭の要素にアクセス)
>>> d[-1] (末尾の要素にアクセス)
>>> d[0:2] (複数の要素を取り出す、スライス(slice))
[3, 4]
>>> d[1:] (2番目の要素から最後まで取り出す。)
  ・リストの一部分だけを抽出(スライス)
スライスしたい開始インデックスと終了インデックスを指定
(開始インデックス以上から終了インデックス未満のデータがスライス)
インデックスに負の値を指定すると末尾からのインデックス値とみなす。
開始インデックスを省略した場合
先頭から終了インデックスを省略した場合は末尾までスライスされる。
  ・リストのスライス代入
スライスで範囲を指定して新たな値を代入できる。
スライスの代入でリストのサイズを変更したり要素を削除することができる。
  ・リストのメソッド

タプル型 (tuple)
  ・配列に近い概念
  ・シーケンス型と呼ばれる型の1種
  ・リストとは異なり、データを一旦定義すると後から変更できない。
  ・タプルの生成には、丸括弧を使用
タプルの要素はコンマで区切って列挙
各要素を使用するにはインデックス(添字、オフセット)を指定
  ・「+」を使って二つのタプルを一つに結合できる。
tuple1 = tuple1 + tuple2
  ・len()を使いタプル内の要素数の取得ができる。
  ・タプルの要素の範囲外のインデックスへアクセスするとエラー
IndexError: list assignment index out of range

辞書型 (dictionary, dict)
  ・「連想配列」「ハッシュ」「ハッシュマップ」と呼ばれることもある。
  ・辞書は順序付けされず、キー(key)を使う。
  ・キーは一意で、イミュータブル(参考)な型を使うことができる。
キーは主に文字列を使用
キーはブール値、整数、浮動小数点、タプルなども使用できる。
  ・辞書の生成には波括弧を使用
辞書の要素は、キー:値のペアをコンマで区切って列挙
辞書の各要素を使用するにはキーを指定
  ・新たなキーに値を代入することで要素を追加できる。
既に存在するキーに値を代入したときは、上書きの動作
  ・update()を使い二つの辞書を一つに結合できる。
x.update(y)
x、y両方にキーaが存在する場合、キーaの値はyの値で上書き
  ・len()を使い辞書内の要素数の取得ができる。

集合型 (set)
  ・集合は重複する要素をもたない、順序付けられていない要素の集まり
  ・集合は値がない、キーだけの辞書のようなもの
  ・辞書の生成には波括弧を使用
集合の要素はコンマで区切って列挙
  ・add()を使って、データを追加できる。
既に存在するキーに値を代入したときは、上書きの動作
  ・remove()を使って要素を削除できる。
  ・len()を使い要素数の取得ができる。