クラスタ
 種類
 フェイルオーバー
 負荷分散型
 必要な機能(HA)
 構築の部品(HA)
 参考

 クラスタ
 ・OSSを利用する場合は、良質なシステムを最小のコストで構築することが可能。

 クラスタシステムの種類
 ・HA(HighAvailability)クラスタ
フェイルオーバー型クラスタ
・障害が発生した場合、業務の運用を継続させる。
負荷分散型クラスタ
・複数台のサーバを用意して負荷を分散する。
 ・HPC(HighPerformanceComputing)クラスタ

 フェイルオーバー型クラスタ
 ・動作するサーバと、待機サーバとでお互いに共通のアドレスを仮想的に持つ。
 ・「heartbeat信号」を利用し、異常がないかを確認する。
メインのサーバがダウンすると、信号が途絶える。
障害が発生していると判断したら、処理を引き継ぐ。
 ・導入する際の注意点
メインサーバと待機サーバの間での同期をどうとるか。

 負荷分散型クラスタ
 ・複数台のサーバを用意して負荷を分散する。
 ・実際に処理をしない「ロードバランサ(仮想サーバ)」と実際に処理を行う「実サーバ」で構成。
ロードバランサは実サーバへ処理を割り振る場合にパケットを利用
パケットヘッダやデータを参照
通常、IPアドレスとポート番号を元にして振分け先を決定する。
1コネクション内のパケットは全て単一の実サーバに振分けられる。
外部クライアントと実サーバ間のコネクションの一貫性を維持

 HAクラスタ構築に必要な機能
 ・リソース制御機能
仮想IP、Apache、PostgreSQLなどの各種サービスをリソースとして扱う。
動作監視、起動、停止などを行う。
フェイルオーバー機能を持つ。
 ・クラスタ制御機能
(サーバなど)ノードの死活監視を行う。
ノード間の通信/管理、クラスタシステム全体の処理を行う。

 HAクラスタ構築の部品
 ・Pacemaker
リソース制御機能
・Pacemaker + Heartbeatバージョン3
・Pacemaker + Corosync
 ・Heartbeatバージョン3
クラスタ制御機能
 ・Corosync
クラスタ制御機能
 ・DRDB
ブロックデバイス複製機能

 参考  Linux-HA Japanプロジェクト